【文庫】炎四郎無頼剣 魔姦篇
禁を破り将軍綱吉に献上した迦楼羅像にはとてつもない秘密が。
炎四郎の剣が謎を絶つ!
六代目徳川家宣の寵臣、間部詮房は、悪性腫瘍におかされている家宣を前に、世継ぎ問題に悩まされていた。そんな間部に、神仙の秘薬という妙案が浮かんだ。唐に渡った渡辺幸庵が献上した迦楼羅像には長寿の秘密があったのだ。その像は、何者かにより盗まれていた!? 密に探索を依頼された事件屋・御里炎四郎は、美姫の貞操と巨額の報酬を得て、壮絶な権力抗争の渦中に飛び込んだ。
※本書は、2002年7月、光文社から刊行された『炎四郎外道剣 魔像篇』を改題し、加筆・修正し、文庫化したものです。