【文庫】背徳銀行

江上剛 (えがみごう)

「この銀行はまだ私を必要としている」
老頭取の言葉に、腹心の常務秘書長は反逆を誓う!

頭取の八重垣惣太郎はスバル銀行グループのトップだ。この銀行は財閥系の芙蓉銀行と東洋銀行が合併して誕生した。八重垣が芙蓉銀行の頭取に就任して7年目で、合併したスバル銀行の頭取として満2年を迎え、そろそろ交代と噂されていた。その八重垣が頭取の続投をほのめかした。その言葉に、禅譲を期待した常務秘書室長は唖然。この瞬間から、頭取の座を巡り、男たちの野望が蠢きだした!

定価:1,012円 (本体 920円)

判型:A6並

ページ数:496

発刊日:2016/10/15

増刷情報:2刷

ISBN:978-4-286-18039-7

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1954年、兵庫県生まれ。
1977年、早稲田大学政治経済学部卒業。
第一勧業(現みずほ)銀行に入行し、2003年の退行まで、梅田支店を皮切りに、本部企画・人事関係部門を経て、高田馬場、築地各支店長を務めた。
1997年に発覚した第一勧銀の総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾とコンプライアンス体制確立に尽力、映画化もされた高杉良の小説『呪縛 金融腐蝕列島II』のモデルとなる。
銀行在職中の2002年、『非情銀行』でデビュー、以後、金融界・ビジネス界を舞台にした小説を次々に発表、メディアへの出演も多い。

■著書
『起死回生』
『腐蝕の王国』
『円満退社』
『座礁』
『非情人事』
『不当買収』
『背徳経営』
『渇水都市』
など多数。

※この情報は、2016年10月時点のものです。

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