そらいろにつつまれて
障がいを持つ子を育てて20年。
辛い日々の中の喜び。切実な思いを綴った詩集。
長い人生の中では背負った荷物を下ろしたいと思うこともある。けれども、子供の健やかな笑顔に触れる喜びは大きく、生きる歓びを掻き立ててくれる。障がいを持つ子を育てて20年。そうした人生の日々を歌うことはほんの少し勇気がいることだった。けれどもこうした思いを共有し、つながれる世界があった。詩を書く人の思いの海は、心を溶かす美しい世界であった──。