時が優しく動き出し
過去と現在を超えて三人の時が交差したそのとき、
奇跡が起き、優しい歌が流れる……。
教育実習生の高井、いじめられている生徒の守、高井の高校時代の友人の青木。高井は、いつも教室で一人空を見ている生徒、守が気にかかっていた。守は実はクラスで孤立していた。高井も高校時代に悲しい思い出があった。文化祭の出し物を決めることになり、そのことが守へのいじめに利用されてしまうが、それにより高井と守は話すようになる。そして迎えた文化祭の日に起きたこととは……。