木屋町路地裏野良猫暮一景
京都の路地奥の古家「無名亭」の住人が
遭遇した事件の顛末を描くオカルトミステリー。
京都の街の路地奥の古家「無名亭」は、全てに絶望した酒飲みが禊を済ませて住むことができる、地図や登記簿に載っていない場所。その住人が遭遇した事件の顛末を描いた物語。この街には一体どれくらいの秘密があるのだろう。それを暴くことに意味はない。多分こんな秘密がたくさん積もって出来た街なのだから。秘密だらけの街で、その無数の秘密の一つに触れたオカルトミステリー。