戦争は知らないけれど
雇用機会均等法より前、仕事と育児を両立させ、
市議会議員まで務めたある女性の半生。
戦後まもなく、大阪で生まれた著者。父は、海軍兵として南方に行っていた。復員した父の事業はうまくいかず生活は苦しかったが、楽しい思い出がいっぱいある。大学進学をあきらめ就職し、結婚しても仕事をしたいと思い始める。そして、結婚、出産。そして、選挙に出て市議会議員に。いつでも懸命に走り続けてきた著者が自らの人生を振り返りながら、後進にエールを送る。