なるようにしかならない
愛子の道
大正生まれの愛子が不断の努力と強い忍耐力で
困難を乗り越えてきた94年の生涯を描く。
主人公は幼い頃に養子に出されたうえ、そこで思いがけない生活を送ることになりながらも、「なるようにしかならない」と耐え抜き、その後も劇的な人生を送る愛子。著者曰く、「波瀾万丈、激動の時代を、貧乏ではあるが、しっかり生き抜いてきた父母を思う時、ふとひらめいたのである、その人生を書きたいと。この物語は、私の母の生きた道を、愛子という主人公に投影しながら書き上げた」