たかが、いたずら半分 されど、蛙が空を飛んだ
時に人間以外の生き物の目で自身と世界を見つめ、
牧歌的口調でつづる自伝的エッセイ。
人生の締め括りとも呼べる年齢に差しかかり、これまで手離してきたもの──憧れていた仕事、人間関係──への想いが湧きあがる。しかし、去っていったものをただ嘆くのではなく、それらに改めて挑もうとする著者。時には蛙、時にはカラスと、人間以外の生き物の目で、自身と自身の住む世界を見つめ、その人生の機微を牧歌的な口調でつづった自伝的エッセイ。