人生の百倍返し
わが生きざまに悔いはなし
常に全力で走り続けた若い頃の自分に、
よく頑張ったな! と言ってあげたくなる物語。
東京丸の内銀行の企画部で、さまざまな難題に取り組みながら、日々奮闘する山本直人。八人の頭取に仕え、銀行はトップバンクへと上り詰める。その後、直人は後進の育成に尽力するが、半生を共にしてきた妻が突然難病に襲われる。常に、見えない「敵」に立ち向かう直人の人生。しかしそこで初めて「人生の百倍返し」という言葉の、本当の意味を知るのだった。