雑草は踏まれても花が咲く
困難や逆境にくじけることなく努力を続け、
歯科医師となった著者の92年の人生。
8歳の時に母が倒れ、親戚の農家に預けられた著者は「馬鹿でもいい、力さえあれば」と言われ、満足に学校にも通わせてもらえなかった。しかし、太平洋戦争が終わると、ついに勉強するチャンスが巡ってくる。田舎の奴らを見返してやろうとアルバイトをしながら勉学に励み、歯科大学を卒業。歯科医院を経営する傍ら、研究にも勤しんだ。艱難辛苦を乗り越えてきた92年の人生を振り返る。