魂の叫び 光の囁き
─大桑伸一作品集
心の病に苦しんで生まれた短編と膨大な詩。
恋の輝き、母への想いを綴る詩ほかの作品集。
15歳で心の病に冒され、ひとり苦しみ喘ぐ日が続いた著者。一筋の光であったのは、詩であった。奥底から湧き出る言葉の世界を築き、長年に渡り書き続けた。それは自らを慰め、鼓舞し、心の整理をつける作業であり、ついに人生賛歌となっていく。誰にも言えなかった対人・対物恐怖の若き日、離婚と息子との別れ、一目惚れの恋、一人暮らしの孤独が胸に迫る。連作掌編、短歌、詩の作品集。