ゆきちゃんの海

〜誰にだって人生に寄り添う故郷の風景がある。〜

禅修 (ぜんしゅう)

穏やかな海辺で壮絶な体験をした母。
その生涯を描き、反戦の思いを伝える物語。

ゆき子は、妹を亡くし、兄と母が家を出てしまい、父もいない。じいちゃんとの貧しい暮らしのなか、幼馴染のヨシオだけが心を許せる友だった。小学五年生の二人が海辺で遊んでいた時、ヨシオが目の前で亡くなる。それから、最も身近な海を見られなくなり……長い間トラウマに苛まれてきたゆき子が、時を経て変化を遂げていく様子を丹念に描く。反戦への思いがしみじみと伝わる秀作。

定価:1,100円 (本体 1,000円)

判型:四六上

ページ数:94

発刊日:2022/07/15

ISBN:978-4-286-23655-1

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1962年生まれ59歳。
東京都新宿区出身。

■学歴
駒澤大学経営学部卒業。

■職歴
大学を卒業後警視庁警察官、一身上の都合により、20代終わりに退職。
その後、印刷業界で、制作、営業等の職歴を積む。
40歳を過ぎ、自ら広告会社を立ち上げるが、50歳で脳に重病を発症し倒産、廃業。
しばらくの間、生活保護での生活を経験。
厳しいリハビリを経て、社会復帰し、魚屋店員、交通量調査員、アマゾン配送運転手〜ルート配送等の運転手などの仕事を転々とし、現在に至る。

■私生活
二度の結婚、離婚を経験し一女をもうけ、現在も独身で娘と同居。
17歳でプロのキックボクサーを経験。
生活のための仕事をする傍ら、幼い頃から続けて来た空手修行を続け、警察退職後は空手の世界に戻り、35歳で自ら運営する道場をはじめ、現在も細々ながら指導を続けている。
禅とは高校時代に担任の先生の勧めで出合い、道元の世界観に影響を受け、深く学ぶ。

■執筆歴
十代の頃から、ポエムやエッセイ、歌詞等を手がけ、広告業を営んでいたころには、ライターとして活躍して地元のタウン誌の取材〜編集も手がけるが、本を出すのは今回が2度めで、大変喜んでいます。
絵を描くように、写真を撮るように文字を打つのが好き。
読者の方には、映画やドラマを観るように楽しんでいただきたい。
2021年9月にデビュー作『慎と慈恵 人の世に植える花。』出版。

※この情報は、2022年7月時点のものです。

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