清子、満洲への花嫁
五十年後に届いたシベリアからの便り
戻らない夫を残して満洲から命からがらで引き揚げ、
生き延びてきた母子の反戦の物語。
夫に「赤紙」が来たのは、結婚してわずか三か月目のことだった……。 戦争が終わってもまだ戻らない夫を残して、満洲から命からがらで引き揚げ、なんとか生き延びてきた母子の、反戦の物語。「いつかはきっと戻る」と信じ続けて50年。母子にとって戦争は終わっていなかったのでした……。 こんな時代だからこそ、戦争について、平和について、もう一度じっくり考えてみませんか。