天葉集

湯浅洋一 (ゆあさよういち)

自身の内外に目を向けながら日々歌詠みを続ける著者が
5行分かち書きでおくる第四歌集。

東雲の流氷の間をシャチ泳ぐ鋭角強き知床の春/寂しさはどこから来るのか今晩も夜は更け行く蟬静まりて/経線も緯線も円と創られし大地の球に我らは生きる/歴史、文学、マルクス主義、天皇制や憲法改正などの社会的テーマや、数学、物理学などについて思索を続ける著者が、短歌で日々の思索を表現した第四歌集。コロナ禍でのオリンピック開催など、今の時代をも反映した歌も掲載。

定価:1,540円 (本体 1,400円)

判型:四六上

ページ数:196

発刊日:2022/09/15

ISBN:978-4-286-23957-6

ジャンル:詩集・俳句・短歌 > 俳句・短歌 > 短歌

著者プロフィール

1948年2月4日鳥取市で生まれ、1歳の時より京都市で育つ。
京都府立桂高等学校を経て京都大学法学部卒。
卒業後、父の下で税理士を開業し、60歳で廃業するまで税法実務に専念。
のち、大津市に転居し、執筆活動に入る。
著書に、『普段着の哲学』(2019年)、『仕事着の哲学』『京神楽』(2020年)、『円葉集』『心葉集』(2021年)、『京神楽 完全版』『銀葉集』『和漢新詠集』『藤原道長』(2022年、以上すべて文芸社)がある。

※この情報は、2022年9月時点のものです。

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