五山火のうつりて熱き唇を

大釜心一 (おおがましんいち)

百年前の手紙をもとに
明治末期のロマンスが近江の伝説にも重なってよみがえる。

大正浪漫の前夜とも呼べる頃、貧しくも心の美しい青年が就職のために古都大津へやってくる。歌会で知り合った利発な女性と淡い恋を育みつつ、理不尽な仕事もこなしていく。しかし、体に異変が生じてくる。献身的な彼女の支えは、二人の絆を強固なものにするのだが……。著者の実家の蔵に残存していた百年前の手紙をもとに、琵琶湖のほとり近江地方の伝説にも重なる恋物語を誕生させた。

定価:1,650円 (本体 1,500円)

判型:四六並

ページ数:332

発刊日:2024/04/15

ISBN:978-4-286-25187-5

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > 恋愛

著者プロフィール

1944年、滋賀県高島市に生まれる。
1968年、大阪外国語大学(現大阪大学)イスパニア語科卒。
2002年、松下電器産業(株)(現パナソニック社)定年退職。
著書に『ビザンツの壺 カタルーニャ・アラゴン連合王国の物語』(竹林館)がある。

※この情報は、2024年4月時点のものです。

書籍を購入

  • Amazonで購入
  • e-honで購入
  • セブンネットで購入
  • Honya Clubで購入
  • 紀伊國屋書店で購入

上記は文芸社の書籍を取り扱う主な書店の一例です。
いずれの作品も全国の各書店実店舗にてご注文いただけるほか、ブックサービスでは下記の方法でもご注文ができます。

  • ・電話注文:
    0120-29-9625
  • ・FAX注文:
    0120-29-9635
    (24時間受付)

PAGE TOP