深淵のかなた

著者:ピラール・キンタナ/訳者:加藤尚子 (ぴらーるきんたな/かとうなおこ)

8歳の少女が見た女たちの悲哀と死の影を描く。
2021年アルファグアラ賞受賞作。

母は生きながらにして、日々死の淵を見下ろしていた……。8歳のクラウディアは、何不自由のない裕福な暮らしのなか、どこか満たされずにいた。そこには、憂いを秘めた母の存在があったのだった。コロンビアの女性たちの、女として生まれたことの悲しみ、日常に潜む乾いた死の影が、少女の目を通して描かれた秀作。コロンビアの人気作家による静かな筆致が、読む者の心を逆撫でる。

定価:1,870円 (本体 1,700円)

判型:四六並

ページ数:276

発刊日:2025/07/15

ISBN:978-4-286-25999-4

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > 翻訳

著者プロフィール

●ピラール・キンタナ
1973年コロンビア、カリ生まれの女性作家。
ハベリアナ大学を卒業後、テレビ脚本家・広報に従事。
2007年にラテンアメリカの39歳以下の39名の作家に選出された。
2021年アルファグアラ賞を受賞。
日本では「雌犬」(村岡直子訳、図書刊行会、2022年)が出版されている。

●加藤尚子
1982年愛知県生まれ。
愛知県立大学外国語学部卒。
現在はメキシコに居住し、企業通訳の職に従事。
書籍翻訳としては本作が処女作となる。

※この情報は、2025年7月時点のものです。

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