妻の肖像

─殺された瞬間─

石倉俊文 (いしくらとしふみ)

シャッターが閉じる刹那に生じる
“魔の一瞬”に写る像を追う男を描く長編ミステリー。

作風に迷いを覚えていたベテランカメラマンの私は、ある日、見も知らぬ老館主から写真館を継がないかと誘われ、逡巡する。忘れていた過去が甦り、私はある人物の写真を捜す旅に出るが、その直後、妻が忽然と姿を消してしまう──。瞬間の芸術「写真」に潜む“魔の一瞬”に囚われた男の晩節に降りかかる、数奇な出来事と境涯を描く、長編ミステリー小説。

定価:1,540円 (本体 1,400円)

判型:四六並

ページ数:212

発刊日:2026/01/15

ISBN:978-4-286-26120-1

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > ミステリー

著者プロフィール

1947年 東京生まれ。
日本大学芸術学部映画学科卒業。
映画撮影助手を経て1974年放送作家に転じる。

■著書歴
『ニッポン121人のひとり語り』(2009年 ぶんぶん書房)
『悪魔のささやき』第4回藤本義一文学賞最優秀賞作品掲載(2019年 たる出版)

■テレビ番組受賞歴
TBSテレビ「そこが知りたい・夜汽車」第25回(1987年)ギャラクシー選奨
TBSテレビ「そこが知りたい・東京の晩ごはん」第27回(1989年)ギャラクシー選奨
他 ギャラクシー奨励賞多数受賞。

※この情報は、2026年1月時点のものです。

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