彼が僕であるために
病院で取り違えられた赤ん坊が70年後に出会う。
人生の意味を問いかける感動の小説。
病院で取り違えられた赤ん坊が70年後に出会って…。孫を連れて公園にやってきた茂利は、同年代の男・弘幸と出会う。やがて意気投合した2人は、弘幸の「孫を持つ」という夢を叶えるため、茂利が婚活の手助けをするようになる。ある日、弘幸は茂利に衝撃の告白をする。「自分たちは、赤ん坊の時に病院で取り違えられた」と。互いのこれまでを語り合う2人だったが、やがて…。