実録 杉乃井ホテル紛争

野口哲男 (のぐちてつお)

紛争に真正面から関わった著者が、
世間の“誤解”を是正するために封印された真相を公開。

それは乗っ取りをかけた争いだった! 《多くの犠牲者を出した事実を風化させないためにも、辛酸をなめてこられた方々に報いるためにも、社長以下経営陣から託された貴重な資料と、私が書き残していた実録を世の中に残しておくことは意義あることと考える》(はじめにより)。“7万人と闘う男”の異名をとった著者が、世間の“誤解”を是正するために封印された真相を公開。

定価:1,320円 (本体 1,200円)

判型:四六並

ページ数:172

発刊日:2025/12/15

ISBN:978-4-286-26686-2

ジャンル:社会・ビジネス > 社会 > 社会

著者プロフィール

大分県別府市議会議員。
元杉乃井ホテル執行取締役社長室長。
昭和19年、大分県由布市生まれ。
父・毅次郎は日本海軍のゼロ戦パイロットとして、同郷の坂井三郎氏とともに、ドイツの戦闘機メッサーシュミットのテストパイロットとして戦死を免れる。
中学1年のときに父が亡くなり、弟2人とともに叔父の家に引き取られる。
生活苦のため集団就職をすることになっていたが、高校進学をあきらめきれず親族を説得し、県内有数の進学校・上野丘高校に合格。
硬式野球部に入部し、エースとして大分県大会で準優勝に輝く。
高校卒業後は大分鉄道管理局の野球部に採用され、南九州代表として都市対抗大会に2度出場、国鉄代表として日本選手権にも出場した。
その後、鼻の手術ミスによる大量出血で死の淵まで行くが、無事に生還。
社業に専念し、労務担当として国労・動労・鉄労・全動労などのスト対応に取り組む。
国鉄が民営化に移行する昭和62年4月、当時の杉乃井ホテルの社長から懇願され、総務部長(労務担当重役)として入社。
しかし、ホテルの乗っ取りを企図する共闘会議や組合員側の「野口追放運動」に遭い、激しい紛争が泥沼化。
宿泊客への危険も高まってきたことから、やむをえず平成元年10月、日本の宿泊業としては初の「ロックアウト」を実施する。
国会議員の斡旋もあり、約3か月後に和解が成立し、営業を再開。
その後、別府市議会議員を7期務めるほか(市議会議長などを歴任)、多数の団体・組織の役員を務める。

※この情報は、2025年12月時点のものです。

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