わちきを抱いておくんなまし
山東京伝穿ちのものがたり
下町ガイドのボランティアたちが
浮世絵師・山東京伝の人物像を明らかにしながらご案内。
東京の深川には江戸時代から綿々とつながる時間がある。その魅力に気づいたガイドボランティアの「かなえ」たちは、独自に勉強しながらツアー客を案内している。特に、山東京伝は、かなえたちの興味を刺激する人物で、その身近に存在した蔦重や花魁も登場する下町ツアー小説。多彩な登場人物に触れながら、200年前のことが時間を感じさせることなく湧き上がってくる。