日本初の農村劇団『嫩葉会年鑑』 増補版 安元知之の生涯
山春村(現うきは市)にあった
百年前の日本初農村演劇集団「嫩葉会」。その偉大な軌跡。
安元知之は裕福な医者の家に一人息子として生まれ育った。絵の才能があり画家になりたかったが、家業を継いで産婦人科の医師になった。或る日、三人の青年から自分達の生活を変えたいと相談を受ける。農村で何ができるか彼が考えたのは、「新劇」の指導だった――。百年前に海外の脚本を演じた日本初の農村演劇集団の軌跡と、嫩葉会年鑑をもとに安元の理念と生涯を追う。







