エロスと知の倫理学
ショーペンハウアー意志論と漫画家岡崎京子の世界
存在し生きることの苦悩や悲哀、不安など、
「生」にまつわり生じてくる問いの解答書。
本書はショーペンハウアーの主著『意志と表象としての世界』を読み解き、現代に生きる私たちの苦悩や不安に応答する哲学論考である。筆者は、漫画家・岡崎京子をはじめ、井筒俊彦、木村敏、西田幾多郎、キェルケゴールら多様な思想と響き合わせながら、意志の肯定と否定を統合した新しい倫理学を再構築。人間としての生の主体性を取り戻し、生きる目的や理由、生きる希望を見出したいと願っている。







