ダルマさんがころんだ
それは雪ダルマから生まれた──。
87年にわたる苦楽の人生を綴った自分史エッセイ。
「赤子で生まれて、赤子で逝くのが、人間の一生である。過去を変えることはできないが、未来を変えることは誰でもできる。これらの言い伝えのようなことも人間として必要でははなかろうか」(本文より)。遊びの楽しさを知った少年時代、20年目に子宝に恵まれた結婚生活、商売中にはじめた交通指導員……福井県東部の歴史豊かな町で暮らしてきた男性が87年にわたる人生を綴った。