スマート詩吟は面白い
趣味の詩吟が脳内出血を癒してくれた
四半世紀の間続けてきた唯一の趣味・詩吟が病後の糧になり、
回復をはかるまでの物語。
ひょんなことから詩吟を始め四半世紀の経験を積む。師範代にもなり、慶弔の都度披露してきた。ところが65歳の定年時に脳内出血を発症し、一時は希望を失うが、そこでも助けてくれたのは唯一の趣味でもある詩吟だった。塞ぐ気持ちを前向きにしてくれ、リハビリに励む毎日。するとこれまで気づかなかった周りの人々への感謝が湧きおこる。詩吟を楽しみ、詩吟に救われた半生を綴るエッセイ。