白いカラスとミコの護符 下巻
白いカラスと衝突した高校生ハヤミに降りかかる事件、
愛憎、友情が織りなす物語の後編。
白いカラスとの遭遇から始まった青春小説の後編。高校生のハヤミは、町の東の守り手、神子である。彼を守っていたペンダントが盗まれた背景には、ある人物のハヤミへの屈折した思いが隠されていた。騒がしい周辺をよそに、一見マイペースに過ごすハヤミだが、己の使命を知り、覚悟をもって生きる姿は徐々に周囲の人間を変えていく。不思議な夏がいよいよクライマックスを迎える。