枇杷の花咲く
清貧の中を凛と生き抜いた母
明治から平成までの4つの時代を力強く生き、
101歳で天寿を全うした母の生涯。
《最後までボケることもなく、「起きられるようになったら〇〇したい」といつも言っていた。自分としては、このまま寝つくつもりはないという意志表示だったのだろう。「諦めない心」こそ、母が残してくれた財産である》(本文より)。北風に向かって咲く枇杷の花のように、明治・大正・昭和・平成の4つの時代を力強く生き、101歳で天寿を全うした母親の生涯。