人形物語
──愛・恵み・救い──
真に自由な子供時代から次のステップへと踏み出す
幼馴染三人の友情と成長を描いた物語。
舞台はある街の文化住宅「曙荘」。親同士の交流から、そこに暮らす太郎とゆかり・光彦姉弟は幼馴染として親交を深め、やがて「心の救援隊」として人形に同化して不寛容な親やネグレクトなどの深刻な状況下にある子供らを救おうと奮闘するファンタジー小説。しかし、無垢な子供時代はずっとは続かない。限られた時間、真に自由な子供時代から、彼らはやがて次のステップに進んでいく。