心葉集

湯浅洋一（ゆあさよういち）

思索を三十一文字にして──
博学才穎な著者が五行分かち書き短歌に挑んだ第二歌集。

東方のあけぼのの空開け行き我々は発つ新しき代へ／パスカルに葦のたとえもあるごとく風吹きそよぐ豊葦原に／世の中の淀みに浮かぶうたかたも一時はいのち輝きぬべし……日々の暮らしで感じたこと、哲学思想、経済や歴史文学に関する思索などを織り込んで自由自在に詠んだ歌の数々。五行分かち書きで新たな表現に挑んだ、『円葉集』につづく第二歌集。

定価：1,540円 (本体 1,400円)

判型：四六上

ページ数：200

発刊日：2021/12/15

ISBN：978-4-286-23152-5

ジャンル：詩集・俳句・短歌 > 俳句・短歌 > 短歌

著者プロフィール

1948年2月4日鳥取市で生まれ、1歳の時より京都市で育つ。
京都府立桂高等学校を経て京都大学法学部卒。
卒業後、父の下で税理士を開業し、60歳で廃業するまで税法実務に専念。
のち、大津市に転居し、執筆活動に入る。
著書に、『普段着の哲学』（2019年）、『仕事着の哲学』（2020年）、『京神楽』（2020年）、『円葉集』（2021年、以上すべて文芸社）がある。

※この情報は、2021年12月時点のものです。