デリートキー

山根羌子 (やまねこうこ)

母が死に表出する姉妹の諍い。
家族の絆とは一体何なのか改めて考え直す自伝的小説。

母から虐待ともとれる理不尽な扱いを受けて育った初美。その母が死んだ。その死を妹房江から知らされたのは、亡くなった一週間後だった。そこから表出する姉妹の確執。母の生前からかみ合わない姉妹だったが、遺骨や相続をめぐり冷たく諍う。そんな中でも夫一郎は優しかったが、夫も病に倒れ、自分も病気がちである今、家族の絆とは一体何なのか改めて考え直す自伝的小説。

定価:660円 (本体 600円)

判型:A6並

ページ数:144

発刊日:2024/04/15

ISBN:978-4-286-25255-1

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1954年生まれ。
北海道出身・在住。
道立高校卒業。
特定非営利活動法人 北海道若年認知症の人と家族の会会員。

■著書
『「冬の雷」若年認知症の夫と生きる』(パブフル出版 2019年)

※この情報は、2024年4月時点のものです。

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