陽だまりの中のよっさん
人々の夢を実現させた自閉症児のための知的障がい者施設を、
都会の若者が探訪する物語。
親は子のことを常に大切に思う──前作『陽だまりを求めて』の、自閉症児の親による福祉の理想を求めた施設づくり運動の歴史をなぞるエッセイ作品に続き、今回は、何も知らされていない現代青年が山奥の自閉症施設を訪問するという、少し柔らかタッチの青春物語。施設づくり運動の生き証人である、自閉症児の親である著者が熱い思いをもってつづった、施設探訪リアル小説。