父と母の戦中・戦後
変わりゆく時代を生きた ある窯業家の足跡
小泉焼から日本瓦製造へ舵を切り戦後復興を支えた
大正生まれの父母の足跡を辿る一冊。
大正生まれの著者の父は昭和14年と17年に召集された。昭和20年6月に結婚し、終戦後は北関東の町で窯業を営み、戦後復興需要にあわせて生産を拡大していった。父母の足跡から見えてきたのは、中央から離れた地方にありながら、先見性をもって不断の努力をしてきた先人たちの歴史だった──亡父のノートを手がかりに丹念に歴史を追った、地方の産業史を知る上でも貴重な一冊。







