居間で寄り添う人形

佐々木時雄 (ささきときお)

運命に翻弄されながらも強く生き抜いた母娘の軌跡と、
医師としての挑戦の姿を描く。

大正から昭和にかけての日本を舞台に、母娘二代の生き様を描く。陸軍病院で看護婦として働くユキエは軍医との恋愛や結核罹患など多くの困難に直面し早世、その娘・理子は自身の道を切り開き医師として成長し、家族や社会の複雑な問題と向き合う。戦争や社会変動の中で揺れ動く人間関係や家族の絆、そして個々の葛藤を丁寧に綴り、歴史的背景と個人の人生が深く交錯する感動的な物語。

定価:1,320円 (本体 1,200円)

判型:四六上

ページ数:162

発刊日:2025/11/15

ISBN:978-4-286-27128-6

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1936年 岩手県に生まれる。
1962年 弘前大学医学部卒業。
1963年 東京大学医学部精神医学教室に入る。
1964年 関東労災病院神経科に勤務。
1982年 関東労災病院神経科部長となる。
1983年 東京大学医学部非常勤講師を兼務。
1994年 中央労災医員を委嘱される。
1999年 労災リハビリテーション長野作業所所長を兼務。
2006年 労災リハビリテーションを退職。
医学博士、精神保健指定医、全日本労働福祉協会産業医、日本職業・災害医学会功労会員、日本産業精神保健学会名誉会員、労働衛生コンサルタント。

■著書
『診断・日本人』(共同執筆、日本評論社、1974年)
『ナルシシズムと日本人』(弘文堂、1981年)
『岩波講座 精神の科学 10』(共同執筆、岩波書店、1983年)
『日本人の深層分析』(共同執筆、有斐閣、1984年)
『流離の精神病理』(金剛出版、1985年)
『事例が語る 新中間管理職のメンタルヘルス』(弘文堂、1989年)
『〈こころ〉の病を考える』(弘文堂、2002年)
『よだかの星 ─宮沢賢治を読む─』(新潮社図書編集室、2017年)
『負の烙印・自死』(新潮社図書編集室、2023年)
『婚外子を生きる』(文芸社 2024年)他

※この情報は、2025年11月時点のものです。

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