空想 幻想

田畑久美子 (たばたくみこ)

内面や精神世界が圧縮され日常の隙間に現れた
「もうひとつの世界」を描いた掌編私小説集。

日常の風景や家族の記憶、絵画や茶道の体験から生まれた空想は、不条理で幻想的でありながらも、確かな感情の刻印を帯びている。時に自由と孤独を、時に恐怖や不安を描き出し、心の奥底へ誘う。さらに、数十年後に現実と重なり合う「シンクロニシティ」を示す後記が随所に添えられ、物語をより不思議で深い余韻へと導いていく。単なる夢想集ではなく、精神世界が高純度に凝縮された掌編私小説集。

定価:770円 (本体 700円)

判型:A6並

ページ数:228

発刊日:2025/11/15

ISBN:978-4-286-27159-0

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

石川県金沢市生まれ。
東京都在住。
1961年に金沢泉丘高校を、1965年に金沢美術工芸大学(産業美術学科 商業美術専攻)を卒業。
文筆活動においては、コスモス文学新人賞の「奨励賞」を4度、「新人賞」を5度、シニア文学新人賞の「新人賞」を2度、コスモス文学賞の「奨励賞」を1度、受賞している。
また著書『ポンポンポン子』では、コスモス文学「出版文学賞」を受賞。
茶道裏千家 正教授。
一般社団法人 日本清興美術協会 在籍。

■著書
『ポンポンポン子』(2004年、文芸社刊)
『こずかたの恋物語──私の光に向かって』(2007年、文芸社刊)
『母のソプラノ』(2009年、文芸社刊)
『こんなだった訪欧記』(2011年、文芸社刊)
『一九七七・沖縄をゆく』(2011年、文芸社刊)
『人は鏡 世は鏡』(2012年、文芸社刊)
『続・人は鏡 世は鏡』(2013年、文芸社刊)
『かわせみ』(2014年、文芸社刊)
『続々・人は鏡 世は鏡』(2016年、文芸社刊)
『映照』(2018年、文芸社刊)
『継承』(2020年、文芸社刊)
『継承2』(2021年、文芸社刊)
『継承3』(2023年、文芸社刊)

※この情報は、2025年11月時点のものです。

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