イタリア追憶物語
─我が半生の記─
敬愛するイタリアの友人ダビデとの思い出を軸に、
半生を振り返って書き上げた一代記。
イタリアに住むダビデが死んだと妻のロサンナが知らせてきた。45年前、日本から逃げるようにイタリアに渡った僕を温かく迎えてくれたダビデ。帰国後は紆余曲折後、剣道稽古、サウジアラビアへの出稼ぎ、ドイツに渡っての日本語教育……そして自身のコロナ罹患を乗り越えた今、その原点に立ち返るべく、追憶旅行で再びイタリアへ旅立った。半生を振り返り自己を深く追求し続けた意欲作。