ババ・ドゥンヤ 最後の愛

アリーナ・ブロンスキー/翻訳:斉藤正幸 (ありーなぶろんすきー/さいとうまさゆき)

原子炉事故が起こってから無人となっていた村に
住み着いた人々の心模様を描いた小説。

「私が天に関して言ったのは次のようなことだけだ。私はその存在を信じない。つまり私は自分たちの頭の上の天は信じているけれど、亡くなった人たちはそこにいないということを知っている。亡くなった人たちは私たちのところにいる。自分が死んでいることと、自分の体が地中で腐敗してしまうことを知らずにいる死者すら時々いる」原子炉事故が起きた村に生きる人々を独文学の新鋭が描く。

定価:1,540円 (本体 1,400円)

判型:四六並

ページ数:208

発刊日:2020/03/15

ISBN:978-4-286-21180-0

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > 翻訳

著者プロフィール

●アリーナ・ブロンスキー(Alina Bronsky)
1978年ロシア・エカテリンブルク生まれ。
ベルリン在住。
子ども時代をウラル山脈のアジア側で、青年期をドイツのマールブルクとダルムシュタットで育つ。
大学で医学を専攻、中退後、ある日刊新聞のコピーライターと編集者として働く。
デビュー作“Scherbenpark”は書評家の絶大な賛辞を受けてベストセラーとなり「シーズンで最大のセンセーションを巻き起こした新人作家」と称される(シュピーゲル誌)。
彼女の二作目となる『タタールで一番辛い料理』は2011年の刊行後、デビュー作同様に書評家の注目を集めてベストセラーに。
“Scherbenpark”はその間、ドイツの国語の授業で採用されるようになり、映画化もされた。
作品は現在約15か国で翻訳がされている。
近年では“Spiegelkind(鏡の子)”と“Spiegelriss(ひび割れた鏡)”により、青少年向け作家としても成功を収めている。
また最新作としては、Denise Wilkとの共著による社会評論として、女性と母親の社会的評価、役割などに関して問題を提起した“Die Abschaffung der Mutter(母親の廃止)”がある。

●斉藤正幸(さいとうまさゆき)/翻訳
元会社員。
アリーナ・ブロンスキーの翻訳として他に『タタールで一番辛い料理』(2017年1月、幻冬舎)、『僕をスーパーヒーローと呼んでくれ』(2017年4月、幻冬舎)がある。
また翻訳をするに至った経緯を綴った著書『サラリーマンは翻訳家になった』(2018年1月、幻冬舎)がある。

※この情報は、2020年3月時点のものです。

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