八月、消えずの火

縄文杉太郎 (じょうもんすぎたろう)

原爆の劫火により絶たれた多くの命。
鎮魂と平和への祈りを蝋燭の火に託し、捧げる。

被爆者焔徳の眼に広島市内炎上の火はどのように映っていたのか? 焔徳の最後の息子となった私の眼にその火はどう映されるべきなのか? 「原爆の悲惨さ」「平和の尊さ」をテーマに、戦争を知らない若い世代に大きな衝撃を与えるであろう直接的な被爆体験に基づく新たな原爆文学。人類が今まで誰も体験した事もない恐怖と痛みを語り継いでゆく物語。

定価:880円 (本体 800円)

判型:A6並

ページ数:240

発刊日:2021/10/15

ISBN:978-4-286-23050-4

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > 歴史

著者プロフィール

著者は、被爆2世、団塊世代、広島国泰寺高校(廣島一中の後身)卒、本小説の佐伯杉太郎(被爆者の主人公石丸栗造の再従弟)に当たる。
幼少期より、栗造の実父、被爆死した佐伯焔徳の逸話を聞いて育つ。
思想的には、一時極左化し焔徳と離反したが、心情的には、一貫して四十七士・乃木希典・特攻隊へ寄せる熱い思いと同様、焔徳に憧憬。
小学生時、栗造の「消灯未遂」に衝撃を受ける。
終活に入っていたが、主人公栗造の闘病中に贈られた焔徳自叙伝『消えずの火』に奮い立たされ、同著と栗造の半生とをスプライシング(接続)し、新たな原爆小説を書く。
それを、2019年2月に文芸社の「第2回NEO小説大賞」に応募、本格的に小説を書き始める。
高校時、1966年夏休みの感想文の課題になった『沈黙』(遠藤周作)を読んだのが小説家志望の契機。
半世紀余り、この埋もれていた夢の蝋燭を再点灯してくれた文芸社に感謝。
現在、日田市大山の212号線沿いの杉太郎農園に通い、自然農を模索中。

※この情報は、2021年10月時点のものです。

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