私のまわり道
音楽から医学へ、そしてまた音楽へ
坪井真理子
(つぼいまりこ)
医学の道から、ピアニストへ異例の転身。
著者の夢と挑戦に満ちた人生の軌跡とは?
幼い頃からピアノに親しんでいた著者は、京大医学部に入学後も、音楽と深く関わる青春時代を過ごした。卒業後は眼科医としてドイツ留学も果たしたが、音楽への思いを諦められず、ついにドイツの音楽大学へ入学。その後は長い海外生活の中でその腕を磨き、多くの音楽家たちとの交流を持ち、演奏家としての地位を確立した。軽やかに前向きに挑戦を続けた聡明な一女性の半生を記した自伝。
定価:1,650円 (本体 1,500円)
判型:四六上
ページ数:302
発刊日:2023/08/15
ISBN:978-4-286-24221-7
ジャンル:伝記・半生記 > 半生記
著者プロフィール
1948年大阪生まれ。
5歳よりカナダ人のシスター・マリー・ドロッテにピアノの手ほどきを受ける。
1962年から1965年まで物部一郎氏に師事。
大阪府立天王寺高校、京都大学医学部を経て眼科医師となる。
京都大学在学中は京大音楽研究会の部員として活動する一方、藤村るり子氏、マックス・エッガー氏にピアノのレッスンを受ける。
医学博士号取得ののち、1980年フンボルト奨学生として渡独、マックス・プランク研究所にて視覚生理学の研究を行う。
1983年フランクフルト高等音楽院に入学し、ヨアヒム・フォルクマン教授のもとピアノを学ぶ。
1988年演奏家資格試験に合格しフランクフルト高等音楽院講師となる。
1994年ライプチヒ・メンデルスゾーン高等音楽院講師。
2001年ライプチヒ高等音楽院で非常勤教授(Honorarprofessor)の称号を得る。
2019年ライプチヒ高等音楽院を定年退官、以後はポーレンツ文化協会を中心に音楽活動を続け、現在に至る。
※この情報は、2023年8月時点のものです。