日本人退化論

─死の待合室にて─

堀江秀治 (ほりえしゅうじ)

武士道のもつ「考える能力」をもたない日本人は退化するしかない。
考えるとはなにか?

前著を書き終えることで全著作を終える積りでいた私は、余生を歌句、漢詩でも読んで過ごそうと思っていたが、ちっとも面白くないのである。趣味もなく、美食、観光にも興味がない私は「死の待合室」で死ぬのを待つばかりである。思想し書いているときは確かに狂気そのものだったが、それでも生きているという実感があった。そこで待合室にあっても生きるために書くことにしたのである。

定価:1,540円 (本体 1,400円)

判型:四六上

ページ数:196

発刊日:2022/12/15

ISBN:978-4-286-26098-3

ジャンル:哲学・心理学・宗教 > 哲学

著者プロフィール

昭和21年生まれ。
東京都出身、在住。
慶應義塾大学を卒業、その後家業を継ぐ。
特筆に値する著書なし。

※この情報は、2022年12月時点のものです。

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