太平洋戦争に翻弄された小学生の生活
戦前戦後の東京での暮らし、
戦中の疎開先での過酷な生活を描く自伝的エッセイ。
東京での暮らし、太平洋戦争の最中の疎開先での過酷な生活、そして帰京。その中でも自然と家族の愛にはぐくまれた少年はやがて…。「何もかも不足している生活とはどういう状態なのか、国家の方針とは言え、戦争に翻弄されると、子供の生活はどういう状態になるのか。それを二十一世紀に生きる多くの方々に理解して頂きたいと願って書き始めた」(本文より)。