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純真鬼姫警察署長
平塚清徳
警視正・鳴海日奈が主人公の純真鬼姫シリーズ第2弾。今作の舞台は新宿中央警察署。女性初のキャリア署長として就任するや否や、管内の交番で首を吊った巡査長の自殺の理由を解明すると宣言する日奈。一方で、就任初日から女性蔑視を当然とする副署長と対立する。果たして日奈は自殺の理由を解き明かせるのか? そして副署長をはじめ新宿中央警察署の署員全員の意識を変え、誇り高き真の警察官にできるのか?
ISBN:978-4-286-25435-7
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2024/07/15
電子版あり
恐山イタコ伝説殺人事件
日高けん
水鳥長造の東北三大霊場ミステリーシリーズ第2作目。東京の神楽坂で暇な診療所長をしている水鳥は、観光のために津軽入りをした。そこで旅の同行者に誘われて、イタコがいるという青森県下北半島の恐山に行くことになった。ところが事もあろうに年に一度の大祭最終日の朝に、最長老盲目イタコが恐山菩提寺境内の地獄山で死体となって発見されて…!? 大人のための知的冒険ミステリー!
ISBN:978-4-286-25410-4
定価:1,870円 (本体 1,700円)
発刊日:2024/06/15
電子版あり
ヒキトリノQ
藤原佑月
ある日、ケンイチの恋人ユキのもとに謎の黒い球が出現した。それ以降、身の周りで不可解な出来事が起こり始める。球の正体について調べ始めたケンイチは、売れない雑誌の編集者のシモカワ、怪奇アドバイザーのショウフクさんと少しずつ謎の核心に迫っていく。黒い球は、わざわいをもたらすものなのか、それとも……? ユーモアと恐怖が交錯する“狂テンポ”小説。
ISBN:978-4-286-25137-0
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/06/15
ハガキが一枚落ちてます
松尾月乃
深夜、一人の青年が偶然見つけた官製ハガキ。それは行方不明の少女からのSOSメッセージで、青年は警察に頼らず少女を探す決意をする。独自の調査を進めるうちに、彼を待っていたのは衝撃の真実と、予想外の感動の結末だった。絶望の淵から見出した希望の光、そして繋がりあう心。青年と少女の間に生まれる深い絆を描いた、切なくて温かい、心動かす本格ミステリー!
ISBN:978-4-286-25233-9
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2024/05/15
電子版あり
天鏡の湖
菅原日月日
通奏低音のように流れる『白鳥の湖』と美しい自然を背景に、絡み合った人間の愛と欲望を描き出す。精緻な取材によるリアリスティックな描写に裏打ちされた群像ミステリー小説。白鳥の飛来する湖の畔で、美しい女性の全裸死体が発見された。被害者は、有名バレエ団の次期主役とも目されていたバレリーナ。犯人として自首してきたのは、なんと被害者のバレリーナと瓜二つの女性だった。
ISBN:978-4-286-25276-6
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2024/04/15
電子版あり
悪党たちの事情
林孝志
「そこで床に倒れている死体を発見した。岡田は愕然とした。五年前とそっくりの状況なのである。死体が死体である事は見れば明らかで、床に少量の血が流れ出していた。殺された事は疑いようもない。これも五年前と同じである。ではどうするか? これも五年前と同じである」(「また部屋にあった死体」より)。殺し屋の日常が描かれる『殺し屋の日常・続編』ほか、4篇からなる小説。
ISBN:978-4-286-24779-3
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/04/15
木霊村
仲鋸宇一
山奥の村で、童謡の歌詞にまつわるおどろおどろしい事件が起こる。村の掟に暗躍する闇を暴き出すために、探偵は動き出す。その後、村から探偵に一通の手紙が届くと、厄の神 魔林坊に生贄を差し出す特別な年を迎える正月に立ち会ってほしいという依頼であった。魔林坊とは何か、わからないまま、探偵は村を守ることができるのか? 童謡「花嫁人形」にまつわるミステリー仕立ての奇譚。
ISBN:978-4-286-25171-4
定価:990円 (本体 900円)
発刊日:2024/04/15
電子版あり
そっくり劇場の殺人
今井K
有名人の「そっくりさん」ばかりが集まる奇妙な劇場があった。ある夜、そこで殺人事件が発生! 殺されたのは誰? そして犯人は誰? 二転三転の末、読者が目にする驚愕の結末!! 表題作ほか、《その椅子に座った者は、必ず三日以内に死ぬ》という怖ろしい祟りを描く『黒椅子』、そして華族の令嬢に忍び寄る恐怖を描く大正ロマン『光と影』ほか、本格推理、変格推理の傑作ミステリー9編を収録! そっくり劇場の殺人/サーカス/予言者/黒椅子/王妃の涙/カナコ〜KANAKO〜/透明人間/彼女の名前/光と影
ISBN:978-4-286-25128-8
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
リサーチャー クニオ
藤達哉
設立間もない小さなリサーチオフィスの探偵クニオのもとに失踪人探しの依頼が舞い込んだ。依頼人の詳細は不明。アシスタントと共に東奔西走するクニオだが、謎だけが深まっていく。物語が展開するにつれて、思わぬ人間同士のつながりが明らかになり、最後はまさかの結末に……。ミステリーの中に垣間見える不可思議な人間の精神こそ著者が描きたかったテーマでもある。
ISBN:978-4-286-24978-0
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2024/02/15
電子版あり
青いトカゲ
木村のら
謎多き夫とその母親に違和感を覚えた女性が幼子を連れて逃走するが、行く先々で青いトカゲのマークに遭遇する。これは何を意味するものなのか。さまざまな人間模様が描かれるが、つぶさに見れば関係性のドラマであり、その意味では単なるミステリーと一括りにできない物語でもある。最後には予想だにしなかった展開が待っているが、そこに「人間であること」の希望を見ることもできる。
ISBN:978-4-286-24656-7
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2023/12/15