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因果応報
瀧祐二
昭和30年代の港区白金を舞台に、社に祀られた不気味な大猿の木像を巡る因縁と祟りを描く。祖母と少年、老婆という三者の交錯する視点から、出生の奇禍、連続する怪異、復讐と報いの連鎖が半世紀を越えて現代に波及する様を格調高い文体で緻密に描写する。恐怖と機知、凄惨さとユーモアが混在し、虚構が読み手の現実感に食い込み、心に深い余韻を残す作品。
ISBN:978-4-286-27301-3
定価:990円 (本体 900円)
発刊日:2026/01/15

妻の肖像
石倉俊文
作風に迷いを覚えていたベテランカメラマンの私は、ある日、見も知らぬ老館主から写真館を継がないかと誘われ、逡巡する。忘れていた過去が甦り、私はある人物の写真を捜す旅に出るが、その直後、妻が忽然と姿を消してしまう──。瞬間の芸術「写真」に潜む“魔の一瞬”に囚われた男の晩節に降りかかる、数奇な出来事と境涯を描く、長編ミステリー小説。
ISBN:978-4-286-26120-1
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2026/01/15

【文庫NEO】探偵助手三吉菊野の青春 もうひとつのひまわり探偵局 下
濱岡稔
再会を果たしたミッチーとマム。二人は10年前に置き去りにした記憶と対面するため、再び寮に足を踏み入れた。女性教師の死の真相は? 20年前の女子学生の死とはどのような関係があるのか? 残されていた謎の記号が意味するものとは? 点と点が線になり、やがてひとつの答えが見えてくる──。巻末にはチャールズ・ディケンズ『エドウィン・ドルードの謎』をめぐる本格的論考を収録。
ISBN:978-4-286-27255-9
定価:792円 (本体 720円)
発刊日:2026/01/15

【文庫NEO】探偵助手三吉菊野の青春 もうひとつのひまわり探偵局 上
濱岡稔
探偵事務所で働く菊野は、一冊の本を手にしたことである記憶が呼び起こされる──。高2の夏、学校の夏合宿が行われた。その寮は10年前に女子学生が地下倉庫で亡くなったいわくつきの場所だった。夜になり俄かに辺りが騒がしくなる。引率の20代の女性教師の姿が見えないというのだ。ひまわり探偵局シリーズのスーパー助手“さんきち”こと三吉菊野の青春時代を描いた番外編ミステリ。
ISBN:978-4-286-27254-2
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/01/15

おばけ図書室の名探偵
竹田賢弘
牧原第二小学校の古い図書室に幽霊が出ると噂されていた。すると「いばら姫の本はどこ?」と現れて消える幽霊少女が出た。図書委員の優人、美春、里菜子、和也の四人は謎を追うことに。優人たちは「いばら姫」の本を手がかりに調査を始める。幽霊は特定のメロディーとともに現れ、「生きている」と語る。幽霊少女の正体はいったい──。名探偵・優人がたどり着いた、心に残る真実の物語。
ISBN:978-4-286-26967-2
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2025/12/15

【文庫NEO】謎解きに砂糖、ミルクはいりません
未苑真哉
不器用で無口な圭介は、亡き父の珈琲店を継ぐために故郷へ戻ってきた。数年後、高校の同級生・由美子と結婚し、静かに店を切り盛りする日々を続けていた。しかしある朝、由美子が何の前触れもなく姿を消す。残されたものは1冊のノートだけ。訳あり客たちのそれぞれの事情に巻き込まれながら、圭介は由美子の不在に向き合い、少しずつ真実に近づいていく。
ISBN:978-4-286-25900-0
定価:814円 (本体 740円)
発刊日:2025/11/15

週末探偵 群馬編
鯉渕裕一
親父ギャグ連発の井原と、オッケーピーポーポーズの中村のコンビによる、笑えて、泣けるミステリー! 赤城山麓の公園で、五人の高校生がカツアゲをしようとしたことから、それは始まった。八年後、当時のメンバーの一人が謎の死を遂げ、さらにもう一人が殺されるという連続事件に発展。この難事件を追う刑事の斎藤は、井原らに協力を請う。真相を追ううちに浮かび上がってきたのは…。
ISBN:978-4-286-26860-6
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2025/09/15

POD書籍
刑事の記憶 昭和・平成
島二郎
山深いフィッシングパークで起きた転倒死亡事故。でも、被害者には多額の保険金が掛けられていた。阿蘇外輪山麓の小さな温泉街で起きた難事件に、脛に傷もつワケあり刑事が挑む。昭和・平成という熱い時代を駆け抜けた刑事達と、彼らを取り巻く人間模様、罪に落ちていく人間の黒い欲望と悲哀、そしてその心の救いを骨太に描いた極上のミステリー。
ISBN:E10100
定価:2,310円 (本体 2,100円)
発刊日:2025/09/01

電子版あり
エンペドクレスの十字架
小豆澤勇生
人というものは、いくつになっても心移りや恋愛感情に抗うことができない生きものなのかもしれない。感情と理性、どの時代でも往々にしてこれが錯乱したり、常識では考えられない行動を引き起こす場合があるのだ──。昭和三十七年から六十余年、緑翠館を舞台に悲哀と憎しみの復仇の扉が今、開かれようとしていた。元警視正・伍川彌榮を取り巻く予測不能の本格ミステリー。
ISBN:978-4-286-26229-1
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2025/08/15

電子版あり
有明月の月下美人
渡川鷹之
救急救命専門医・毛利慎吾が勤務する救急救命センターに、特別養護老人ホームから96歳の心肺停止患者が搬送される。毛利は死因を老衰と判断するが、同乗していた介護職員橘百合の存在が気になった。数カ月後、同じ施設から95歳の心肺停止患者がセンターに搬送され、そこには百合の姿が。毛利は自身の判断に疑念を抱き、調査を始めるが……。医療と介護、現場のリアルと問題に迫る医療小説。
ISBN:978-4-286-26640-4
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2025/07/15