秩父凸凹道中記
弥次喜多のような凸凹コンビが秩父の自然、
人情を案内する滑稽本のような観光ガイド。
秩父の山奥出身という自称「三文文士」の著者が、秩父各地の自然、人情を、地元のおばあちゃんたちのあったかな秩父方言満載で紹介していく。狂言回しが凸凹師弟コンビで、弥次喜多珍道中のようなおとぼけ、お気楽な旅人ぶり。介護福祉士としてほか多彩な職歴から、地元への深い愛情と知識が読むものに心地よい満足感を与えてくれる。この夏、この秋、秩父に行きたくなる一冊。