クローバーの四つ葉を食べる鹿
─踏切を物語が通過中─
「骨のある奴だと言われキョトンとした」等、
シニカルでコミカルな短編4作品を収録。
物理学者の原清衛門の不審な行動。地球の老齢化、環境悪化の地球の終末を心配する異星人のような彼の奇行を描いた「骨のある奴だと言われキョトンとした」ほか、イエス・キリストの実像を描く「気高い獣」、ウイルスから進化してきた人類「ジムナジオン」、世界を1つの国にする方法「サルスベリの木の術の習得」。シニカルでコミカルな四つの短編集。