しょうもない一生一世 判定はあの世の二人
夢をあきらめ、思い描いた人生とは違ったけれど。
今まで私、間違ってなかったよね?
女が結婚をせずに仕事を続けるのが難しかった時代。親に勧められるままに結婚した著者を待っていたのは……。両親の愛情に包まれていた幼少期のこと、中学で出会ったかけがえのない友、仕事をしながら通った洋裁学校、渋々のお見合い、子育てしながら義父母の世話に奔走した日々と見送り、そして……。時にはユーモアをまじえて、かろやかに語られる半生。