玉砕の硫黄島に生きた 混成第二旅団野戦病院

野口巌 (のぐちいわお)

真相を伝えたい──
野戦病院長の目を通して描かれた、玉砕の硫黄島戦の克明な記録。

玉砕の島といわれた硫黄島。その中にあった陸軍野戦病院は、水、医療資材不足の状況下で、どう活動し、運営されたのか。その全貌を余すところなく伝える。上海、フィリピン、硫黄島と三度にわたり召集された陸軍軍医大尉は、大本営の「硫黄島玉砕」発表後、どう行動したのか。米軍との交渉、病院組織内での調整、意思統一への努力……。戦争体験の風化、忘却がある今こそ残すべき記録。

定価:1,650円 (本体 1,500円)

判型:四六上

ページ数:242

発刊日:2021/11/15

ISBN:978-4-286-23122-8

ジャンル:小説・エッセイ > エッセイ > その他

著者プロフィール

1910年(明治43年)東京で生まれる。
青山小学校卒業。
旧制東京高等学校入学。7年制の中高一貫校。
昭和9年3月、千葉医科大学卒業。その後、同愛記念病院勤務。
昭和9年12月、近衛歩兵第3連隊入営。
昭和10年4月、軍医中尉。
昭和11年4月、現役満了。
昭和12年8月、召集。徐州作戦に参加。
昭和15年4月、帰国。
昭和16年9月、召集。フィリピンルソン島へ。
昭和18年2月、軍医大尉。
昭和18年6月、招集解除。
昭和19年11月、三度目の招集令状。硫黄島へ。
昭和21年3月、帰国。八戸市の日東化学に社医として勤務。
昭和34年、海外協会嘱託でパラグアイ日本人移民の診療に従事。
昭和43年より1年間、ボリビア日本人移住地で勤務後、帰国。
昭和45年、再びパラグアイへ。ラパス日本人会の会長として、移住地内の治安維持、道路建設などに尽力。
昭和50年、帰国。
平成3年、死去。

※この情報は、2021年11月時点のものです。

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