生徒会とは何だったのか
〜とある県立W高における実践的実験〜
かつて存在した「ホームルーム制」を回顧しつつ
教育の本質を問う、教育エッセー。
「異質のものに対する理解と寛容」を教育理念として、とある県立W高校では、独自の「ホームルーム制」を導入していた。そして、ホーム制をベースとした生徒会というシステムは、敗戦から生まれた民主主義の精神を真っ向から受け止めたものであった。廃止された「ホームルーム制」と「生徒会活動」を振り返りつつ、教育の本質を問う、筆者渾身の教育エッセー。