瑞穂の風に吹かれて
食料不足にあえぐ現代を予言したかのような、
著者渾身のソーシャル・フィクション。
地球温暖化による異常な大洪水や旱魃、大規模火災で農業生産が壊滅、全世界に食料危機が迫っていた。日本では稲の凶作で、国民が食べる米がなくなる日が近づく。そんな中、食に繋がる仕事に携わる四人の若者は、見えない糸に引き寄せられるかのように、この困難に立ち向かうことになる。彼らの働きで、果たして日本人は食料危機を回避できるのか。著者渾身のソーシャル・フィクション。