南方戦線を放浪す

シンガポールをめざして

関口秀夫/関口隆雄 (せきぐちひでお/せきぐちたかお)

父が遺した、第二次世界大戦中、
フィリピンからシンガポールへと決死の思いで渡った記録。

「その時、低空飛行してきたグラマンが、突堤めがけて機銃掃射を始めた。せっかく泳ぎ着いた兵たちが、一人、二人と、まるで軒端の露玉が耐えきれずに落ちるように、ポロリポロリ……海中に消えて、私たちは、込み上げてくる憤りと悲しみで地団駄を踏み『畜生、鬼野郎』と叫ぶだけで、何もすることはできなかった」(本文より)。戦争の悲惨さを後世に伝えるべき、貴重な体験記となる一冊。

定価:1,100円 (本体 1,000円)

判型:四六並

ページ数:116

発刊日:2025/08/15

ISBN:978-4-286-26778-4

ジャンル:小説・エッセイ > エッセイ > その他

著者プロフィール

●関口秀夫
大正12年生まれ。
昭和19年4月1日から3か月間、新潟県高田市の第13航空教育隊で通信と暗号の教育を受ける。
7月、南方軍総司令部へ転属。
8月11日、鹿児島港を出港。
9月18日、フィリピンのルソン島サロマギに上陸。
T一等兵と共にマニラの兵站司令部に行く。
12月2日、コレヒドールを出港。
ベトナム、カンボジア、タイを経て、12月31日、シンガポールの第七方面軍司令部に辿り着く。
シンガポールで終戦を迎え、昭和22年1月から、シンガポール戦犯弁護部に勤務。
英軍の戦犯裁判の記録の一部を日本語に訳す。
戦犯裁判が終わり、昭和22年5月28日に宇品に復員。
昭和62年から昭和63年の約2年間、NHK学園(通信教育)の「自分史」講座を受け、自分の半生を書く。
その中に戦争体験も記述。
平成25年死去。

●関口隆雄
1952(昭和27)年生まれ。
川崎市の小学校教諭として35年間勤務。
現代詩創作集団『地球』に24年間所属。
現在は『ここから』の同人。
日本現代詩人会会員。

■著書
詩集『冥王星ロッキー』(1984年、書肆山田)
詩集『連作 冥王星ロッキー』(1989年、地球社)
詩集『貘さんのバク』(1999年、土曜美術社出版販売)
詩集『春 爛漫』(2011年、土曜美術社出版販売)
詩集『マニアックにアニマル』(2022年、思潮社)
詩集『忘れられた骨』(2023年、土曜美術社出版販売)

※この情報は、2025年8月時点のものです。

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