アッうちがある
田舎に嫁いだ後、新しい家族との苦難を乗り越え、
絆と愛を得た、昭和の女性の回顧録。
東京から北国に嫁ぐことになった“私”は、自然と田畑に囲まれた、のどかな風景を脳裏に描いていました。が、辿りついた嫁ぎ先は、案外に開けていて、「アッ家がある」と、叫んでしまいました。新しい家族との過酷な生活を乗り越え、新天地で得たささやかな幸せ。けれど今度は“彼”が家に騒動を持ち込み、新たな苦難の日々が……。家族との泣き笑いの日々を綴る、気丈な女性の回顧録。