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【文庫】殺意の正典
永山千紗
長野県松本市の山間に総本部を置く新興宗教団体「御魂の会」。コロナ禍を経て三年ぶりとなった開祖生誕会で、信者7人が何者かに毒殺される。長野県警捜査一課の篠原汐里は、被害者である澤田親子の周囲の捜査を始める。すると、彼らの不可解な生活が次々と明らかになって…。信仰とは? 幸せとは? 家族の愛とは? 宗教によって人生を狂わされた者たちの苦悩を描いたサスペンス。
ISBN:978-4-286-25911-6
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2025/02/15
社内スキャンダル
原進一
企業の派閥争いと足の引っ張り合いが激しい社内で、不正や不倫が日常化している。懲罰委員会の査察が厳しさを増し、社員たちは恐怖に震える。社内の秘密と権力闘争が明らかになるとき、人間関係が複雑に絡み合い、隠し通せない真実が暴かれる。野心、嫉妬、裏切りが交錯する中、正義はどこにあるのか。企業社会の裏側を描いた衝撃の小説が、あなたを驚愕させる。
ISBN:978-4-286-26102-7
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2025/01/15
電子版あり
バルセロナの侍
天野修治
スペインはバルセロナに日本人探偵がいる。ヨーロッパでは彼を「バルセロナの侍」と呼んで、数々の陰惨な事件とともに記憶に留めている人も多い。彼は嫌がるだろうが、彼の一番近くで事件を目の当たりにしてきた私は、このへんで、それらの奇怪な出来事の一部でも記録しておこうと思う。謎に満ちた彼の探偵としての「侍」ぶりも、この際、世間に知らしめておきたい(まえがきより抜粋)。
ISBN:978-4-286-25202-5
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2024/11/15
電子版あり
[蔵出し]クレオパトラ殺人ルート
岬陽子
売れない演歌歌手・浜路鈴音は、名古屋に戻って心機一転しようとしていた。そんな折、地元の大企業の2代目社長就任祝賀パーティーの仕事が舞い込む。その社長は、高校の同級生、美貌と高貴な雰囲気からクレオパトラと呼ばれていた久理子だった。彼女の周囲には跡目争いのきな臭い噂があり……。華麗な一族を描いた『[蔵出し]クレオパトラ殺人ルート』、他2編を含めた作品集。
ISBN:978-4-286-25691-7
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2024/10/15
電子版あり
女神の罪
倉島知恵理
病理医の杏里は、浪人中の妹、万里江の世話を母親から頼まれる。妹を預かったものの、うまく意思の疎通がはかれない。彼女に疲弊し始めた頃、CJ病患者の脳の試料が削り取られていたことに気づく。犯人は万里江か!? 感染の危険がある試料を何のために? 医学的因果関係を証明しえない悪は罪に問えるのか? 社会通念上の正義に一石を投ずる医学サスペンス。
ISBN:978-4-286-25690-0
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2024/10/15
電子版あり
ロウケン
山田博愛
「ロウケン」とは介護老人保健施設の略で、分かりやすく言えば老人ホームのことである。本作は、そのロウケンで起きた殺人事件の犯人や経緯を明らかにする物語。ある夜、ロウケンに勤める介護士の里子が、入所者である福井の死に遭遇してしまう。部屋の窓が開いており、福井は他殺と判断される。警察による捜査が進むにつれて、過去と未来、リアルとバーチャル、その間に穿たれた歪みが見えてくる。
ISBN:978-4-286-25763-1
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2024/09/15
電子版あり
俺、もしかして洗脳されているかもしれない
椎名まさし
「だからおめえは能無しなんだよ!」上司にどやされ、なにもかもうまくいかなかった俺。会社の帰り道、本屋で何気なく手に取った「ダイナミックス」が洗脳の入り口だった。30年間の洗脳体験で俺が最後に見つけたものは……。現代人が陥りやすい心の闇を描いた衝撃の暗黒小説。引きこもり、カルト、バラバラ死体、不倫、マッチングアプリetc.……。人は洗脳から逃れられない。
ISBN:978-4-286-25481-4
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2024/08/15
電子版あり
経営コンサルタント「遠山金次郎」殺人事件簿
笹川俊之
経営コンサルタントでありながら、企業経営に絡む難事件を解決した手腕を買われ特命調査官に任命された江戸の町奉行である遠山金四郎の末裔、遠山金次郎。21世紀日本に巻き起こる様々な事件に、いかにして立ち向かうか!? 警察とは異なる経営コンサルタントならではの視点が、調査や推理にどう活かされるのか? 遠山金次郎の事件さばき、お手並みとくとご覧あれ。
ISBN:978-4-286-25458-6
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/07/01
電子版あり
チェンジ・ブラインドネス
浅野黒道
「誰しもが変化を望んでいたのに、その変化に気づかない。近くにあって当たり前なものや見落とさないと思い込むものほど、よく見えないものかもしれない」(本文より抜粋)。友人との仲違い、家族の不仲、歪んだ愛情表現……。些細なすれ違いの連鎖が、殺人事件に発展していく──。言葉の向こう側にいる相手を探して奔走する人々を描いた、青春ミステリーエンタテインメント。
ISBN:978-4-286-25358-9
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/06/15
電子版あり
ねがいごと
輝羅
高校二年生の晴海は、兄の拓巳とその兄に恋する友人の美加、双子の香澄・真澄と賑やかで楽しい高校生活を送っていた。しかし「願いを叶えてくれるロッカーが学校のどこかにある」という噂が、文化祭のころから学校内に広まり始め、それを聞いた美加の様子がおかしくなり──。人の心の奥の奥に潜んだ願いを暴いた時、何かが起こる。目を背けたくとも背けられない心理ホラー、ここに誕生。
ISBN:978-4-286-25296-4
定価:550円 (本体 500円)
発刊日:2024/06/15