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彼我試文
塩崎英彌
わたしには、安息=平和が無い、つまり思想が無い、わたしには、想念が無い、つまり世界が無い、わたしには、記憶が無い、喩えれば白、黒、灰色の、自己、色の無い世界つまり、人間で無い、(中略)わたしには、食要求が無い、食べるべき、偽の、義務しかない、義務、義しい務め、わたしには、楽しみにおいて、満足感が無い、つまり満たされた充足感、つまり幸福が無い(「序」より)
ISBN:978-4-286-25161-5
定価:2,200円 (本体 2,000円)
発刊日:2024/07/28
転がる石
嵯峨健
ずっと手を洗い続けたり、地面や床に落ちたものを拾えない強迫神経症の実態を、著者自身の経験に基づいて物語化。医学書のような解説ではなく、自身の苦悩と、支え続ける妻の献身が、温度をもった言葉で描かれる。著者のどん底からの脱出方法は、当事者による当事者のためのテキストとして、苦しむ人たちの参考となる。手放してはならないのは、支える人の手と自らの希望だ。
ISBN:978-4-286-25468-5
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2024/07/15
俳句の先生
板橋言成
「生まれ育った自然環境の全く違う美丸と一茶であったが、伊豆の風土への親しみと憧れ、そして夜琴亭松十という人柄への安らぎがあったのではないだろうか。多作の人であった一茶はその後、美丸居士より三十八年を長生きして約二万二〇〇〇の俳諧の句を残している。享年は六十五歳であった」(本文より)。物語の上質な文章と句のあじわいとが相俟って、独特の風光明媚な世界を作り上げる。
ISBN:978-4-286-25465-4
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/07/15
千羽鶴
中村英
四十代という若さで癌を発症し、まだ幼い三人の子どもたちを残し逝ってしまった小学校教諭の夫。自身も小学校教諭だった著者が、夫との学校での出会い、結婚への道筋、子供の誕生、そして闘病生活など、夫との思い出を情感豊かに綴った著者の泣ける自伝的小説。“生きる”というのは長さではない。夫との十三年間は、何十年にも値する年月だったと思う──。故郷である鳥取への思いを綴ったエッセイも収録。
ISBN:978-4-286-25464-7
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2024/07/15
秋の序章 残照
佐藤幸
母の再婚後、連絡が途絶えていた父方のいとこ達から「いとこ会のお知らせ」が届く。育ての父も母も亡き今、京子は妹の尚子と父の故郷・山形へ向かう「秋の序章」。看護婦長として働くすみ子は初恋相手の平田と再会する。平田の妻が勤務先の病院に入院するという。蘇る思いと命が尽きようとしている平田の妻を看取る立場の狭間で揺れ動く心を描いた「残照」。人々の悲喜を描いた二作品。
ISBN:978-4-286-24809-7
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/07/15
お袖狸と大蛇の話
松岡亨
「お袖狸」松山藩主の元にお輿入れした姫に伴ってやってきた狸の化身「お袖」は、誠心誠意を込めて姫に尽くすが、藩主に不満を抱いた者たちが騒動を起こし、藩主は帰らぬ人となる。姫とお袖狸の運命は。「湧ヶ淵 大蛇伝説」松山城築城の頃。石の掘削現場近くに棲む大蛇の一匹を殺め、供養をしたのだが、その頃、美しい女が掘削の指揮を任された男のもとに現れる。いったい女は何者なのか。
ISBN:978-4-286-25541-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2024/07/15
八丈島カジノを含む統合型リゾート計画 誰そ彼
黒井宏昌
「“社畜”として生き、メガバンクという既得権益に守られてきた者が突如、野に放たれたら、普通はその場に呆然と立ち尽くしてしまうであろう。しかし中にはジャンボさんのように、生きるべく道をおのずから探すべく力強い一歩を踏み出す者もいる。俺はどっちなのだろう……」(本文より)。八丈島のカジノ構想をめぐり、大手メガバンク銀行員・風間義則は成長していく──。
ISBN:978-4-286-25522-4
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/07/15
もうひとつの8050
こを
廉と凜は、双子の兄妹、ずっと一緒にいて育ってきた。長じて、廉は仕事を辞め、家に引きこもってしまう。凜は、結婚し一男に恵まれる。それから月日が流れ、母の病気を理由に、父に頼まれ、凜は息子を連れて実家に戻った。そこに父が病気で倒れ、母には認知症が。そして引きこもり続ける廉。一人の女性が、両親、兄、自分のことに向き合い、気づき、得たことは…。
ISBN:978-4-286-25513-2
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2024/07/15
のり平さんの息子
紗雪剛
平塚市で『大衆割烹 のり平』を構える憲夫の一人息子、剛。日々を楽しく過ごしていたが、「のり平さんの息子」として扱われることにだけは明確に不満を抱いていた。そんな中、昭和から平成に変わる一年間を通じ、様々な出来事と多くの人々とのつながりによって一歩ずつ大人になっていく。時に塩辛く甘酸っぱい少年期の日々を躍動的に描いた全6章の純情小説。
ISBN:978-4-286-25506-4
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2024/07/15
真っ当すぎる人たち
真城達彦
「教師面して、自分のできなかったこと、しなかったこと、よう言うてるわ」「あなたがやたらと教師じみていくのが、すごく嫌だった」「真人間にならないでください」──「ごめんな」と間城は心の中で繰り返した。(本文抜粋)想いや考えをストレートに表現できない人間が、彼の人生に関わった人々に送るメッセージ。自伝的小説『この街 出て行けず』スピンオフ作品。
ISBN:978-4-286-25499-9
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2024/07/15