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息子への手紙
木原卓二
「『──みんな書いたのね』母は電話口であきれた様子だった。……予想外の反応だったので、健は不意をつかれて言葉に窮した」(本文より)。高齢の母から唐突に届いた長文の手紙──果たしてその真意はどこに? 「記憶」と「思い出」をめぐる親子の濃密な心理戦を描いた表題作「息子への手紙」と、四十代の壮年期に書いた「りっぱな骨」「セカンドバッグ」を含む中短編集。
ISBN:978-4-286-27231-3
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2025/12/15

轍
橘アオイ
少子高齢化の果てに生まれた、“現代の姥捨て山”。特別保護居住区と呼ばれるその場所では、家族に見放された老人と、罪を背負った人間が共に暮らしている。そこに通う誠は過去の重さに沈み込み、ピアニストのひかるは夢を追いながらも心に影を抱えていた。交わることの意味、生き延びることの痛み。近未来を舞台に、人間の存在の核心を問う物語。
ISBN:978-4-286-27224-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2025/12/15

チャオの旅
田中英彦
『おいらのいた14年間は、きっと母ちゃんにとって「幸せな旅」だった』。1300キロの旅、新しい家、海沿いの散歩、窓から見える富士山……。おいらの目に映ったかけがえのない日々を綴った、心温まる日々。これは、出会えたすべての人たちへ贈る、愛おしく、温かく、そして切ない思い出の記録──「さあて、“おいらの旅”の始まりだ。“おいらの旅”を、おいら目線で紹介しよう」
ISBN:978-4-286-27218-4
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2025/12/15

真帆哀歌
小栗一男
大戦前夜のジャズシーンを舞台に、中国人歌手・白娘(パイニャン)と天才クラリネット奏者・真帆(まほ)の出会いと別離を描く。神戸、銀座、上海、杭州をめぐる艱難が二人の愛を試し、戦後三十年余の捜索と奇縁が切なさと幻想を紡ぐ。濃密な人間描写とジャズの調べが胸に残る傑作で、読後の余韻が深く長く続く。歴史の重みと幻想が交錯し、世代を超えて響く物語。
ISBN:978-4-286-27215-3
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2025/12/15

手探りの道
吉田公子
家の中が大分スッキリしたところで、時間がかかるだろうと後まわしにしていたことに取りかかった。『今迄一度も読み返すことがなかったな』と思いながら、ダンボール箱に収められた、夫・真一郎からの古い手紙の束を取り出す。──単身赴任でアルジェリアに赴任した夫からの手紙、娘の手術や介護の手記。娘の入院中に母に預けた長男の様子を報せる手紙で、彌生の振り返る小説。
ISBN:978-4-286-27209-2
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2025/12/15

ひみこによろしく!
古田栄一
「はじめまして、ではありませんね。昨晩お会いしましたものね」彼女〈ひみこ〉は善か、悪か──。「ひみこ様によろしくお伝え下さい」神白は宮司の背中に声を掛けた。宮司の背中が一瞬、笑ったかのように見えた。(本文より) 2050年、人類滅亡!? 幼いころより特殊な力を持つ刑事が人知の及ばない難事件に挑む、オカルトミステリー小説、ここに誕生。
ISBN:978-4-286-27193-4
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2025/12/15

妻が言いました。
館野伊斗
夫・父の視点から、家族の崩壊と再生を描く。──優等生だった長女の突然のリストカット──。すれ違う夫婦。崩れてゆく家庭。父として、夫として、私は何処で間違い、何を見落としていたのか。過去を見つめ、弱さをさらけ出しながら、それでも繋がろうとした日々。そして、その先に訪れたのは……。これは、父が「家族」に向き合った軌跡の物語。
ISBN:978-4-286-27175-0
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2025/12/15

ホトトギス狂騒曲
黒木登
恩師に呼ばれ、山間の片田舎に来ていた若者は、真夜中にホトトギスのけたたましい鳴き声に起こされる。眠れないほどの鳴き声に腹を立てたが、翌日恩師になぜホトトギスは激しく鳴くのか、そしてその習性が平安時代の恋愛事情と相通ずることを教えられ、次第に興味を持っていく……。小さな鳥が縁で、出会い、結婚、仕事、様々な場面で人生の転機を迎える若者の人生を描いた小説。
ISBN:978-4-286-27172-9
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2025/12/15

必ず戻るから
飯塚舜介
大学で地球環境科学に興味を持ちながらも研究者の道をあきらめた京羅木高弌。中学校の理科教師として生徒たちと向き合い、教育者として奮闘する。しかし、ある日、黒板に字が書けなくなり……。心の病を乗り越え、新たな夢に向かって歩み出す理科教師の姿を描く。地球温暖化防止など環境問題への熱意や、教育現場でのさまざまな葛藤や問題も丁寧に描かれた、一人の人間の成長と挑戦の物語。
ISBN:978-4-286-27162-0
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2025/12/15

傷咎め
竹中博一
鬱病とは何なのか、その社会的位置づけとは何か。身体的不調に悩まされ、心の有り様に向き合わざるを得なくなった“私”が、葛藤しながらも、やがて寛解に至るまでの軌跡を描いた私小説。「人間はどんなことをしていたとしても最後は必ず死ぬ。(中略)そうした中で自分は一体社会に対して何をしてゆくことができるか、鬱病の経験が私に問いかける。」(本文より)
ISBN:978-4-286-27126-2
定価:550円 (本体 500円)
発刊日:2025/12/15